教育改革

大学入試はどう変わる?

1.大学入学共通テストとは?

各教科の問題はどう変わる?求められる力は?

2020年度に向けて進む大学入試改革の全体像が見えてきました。

大学入試センター試験は19年度(20年1月)で廃止され、21年4月に大学に入学する人が受験する同年1月から新テスト「大学入学共通テスト」が始まります。

各大学の個別試験や推薦・AO入試の改革も進んでいる改革の背景には、大学が入学者に求める力が変わりつつあることがあるようです。

以下にポイントをまとめてみました。

2017年度の高校1年生
 センター試験を受ける最後の学年です。
 浪人してしまうと、「共通テスト」を受験することになります。

2017年度の中学3年生
 「共通テスト」初年度の学年です。

2017年度の中学2年生
 「共通テスト」の2年目の学年です。

2017年度の中学1年生
 「共通テスト」の3年目の学年です。

2017年度の小学6年生
 「共通テスト」先行実施期間の最終学年です。

2017年度の小学5年生
 「共通テスト」本格実施最初の学年です。

Q何が変わるの?

大きな変化の一つは、国語と数学でマークシート式に加え記述式問題が導入されることです。

文科省が公表した案によると国語は80~120文字程度の記述を含む小問3問程度を出題されるとしてあります。記述式導入の検討にあたる大学教員は「国語学習は読むこと、話すこと、聴くこと、書くこと」と話し、今のセンター試験で測れない能力のうち「書く力」を問うのが記述式の狙いと説明しています。

受験生は「論拠に基づいて自分の考えを文章にまとめる」ことが求められます
形式が変わるだけではありません。

大学入試センターが作成したモデル問題2問のうちの一つは「駐車場の使用契約書」を読んで、借り主の立場で貸し主に質問する内容などを書かせる問題。

もう一つは、自治体が定めた景観維持のガイドラインなどを題材にし、高校の学習を通じ、実社会とかかわる言語活動をしてほしいという出題者の狙いが色濃く表れる問題となっています。

題材としては新聞記事なども想定されてます。小説や評論で記述式が出題される場合もあると思われます。

Q数学の記述式とは?

数学の記述式も3問程度、出題される予定です

数式などを書かせる記述式の内容となっています。大学入試センターは「(マークシート式と違い)解答方法を予測できなくなる。構想力を問うことが目的である。」と説明しています。

数学のモデル問題には、三角比を活用して公園の銅像が最もよく見える位置を考えさせる出題がありましたが、日常生活を題材にすることで「数学のよさ」を知ってもらう狙いもあると考えられます。

Q英語はどうなるの?

文科省は、共通テストでの実施を打ち切り、受験生に英検やTOEFLなど民間の資格・検定の中から国が認定した試験を受けてもらう方針です。センター試験で測ってきた「読む」「聴く」に加え、「話す」「書く」を含む「4技能」を評価するためだと説明しています。

文科省は「日本人全体も、高校生も、スピーキング、ライティングの能力が十分でない。高校教育も大学入試も一体で変わっていくべきだ」と「4技能評価」が必要な理由を説明しています。録音機器を使って共通テストでスピーキングなどの試験を実施することも検討しましたが、約50万人が受験する試験での実施は不可能と判断したようです。

ただ、認定試験の効果検証を行いながら、実施・定着を図っていく必要もあるという認識から、2023年度までは「共通テスト」で実施される英語試験を併せて課し、両方の結果を活用します。
 
つまり、2023年度までは、高校3生の4月~12月までの間に認定試験を受検(2回の受検が可能です。)するとともに、1月に実施予定の「共通テスト」の英語も受験することになります

Q民間試験(認定試験)はいつ受けるの?

国が認定する大学入試として活用できる資格・検定試験を、「認定試験」といいます。

大学受験に利用できるのは高校3年生の4~12月の2回までの受験結果となります。受験生は資格・検定試験の出願時に、大学入試に利用することを申請し、各試験の実施団体が大学入試センターに成績を送付する方法が検討されています。

大学入試センターから各大学には認定試験の結果と、CEFR(セファール)という国際基準に対応した段階別が提供されます。CEFRは6段階あり、異なる資格・検定の成績の比較が可能なる半面、受験生の成績は一部の段階に集中する可能性が高く、「入試の合否判定に利用するにはさらに細かな多段階評価を導入するのが望ましい」という声もあります。

Q他の教科はどうなるの?

国語・数学を含め、マークシート方式の出題も、思考力・判断力・表現力をより必要とする問題に変える予定です。

20年度から23年度まで存続する「共通テスト」の英語も、出題内容は、4技能評価を意識した改善する方向です。大学入試センターは2017年11月に現役高校生5万人を対象に、プレテストを実施します。

国語、数学は2年生、理科、地歴・公民は3年生を主対象にする方針。
英語のプレテストは2018年2月の実施になりそうです。いずれも高校生の成績などをふまえて、難易度や採点基準などを詰める予定です。

文科省は、現在のセンター試験に代わって20年度から導入する「共通テスト」の国語で記述式試験を課す方針です。基礎的な能力を問うための「短文記述式」(80文字程度)と、深い能力を問うための「字数の多い記述式」の2パターンの問題を取り入れることを検討しています。

ただ、センター試験の国語は50万人が受験しており、短期間で記述式試験の採点をするのは簡単ではないため、文科省は「短文記述式」の採点を民間企業に委託することを検討しています。

もう一つのパターンの「字数の多い記述式」は、大学入試センターが採点せずに、各大学に自校の受験生の答案を採点してもらう方式を検討しています。

2.具体的にどう変わるの?

大学入試センターは、現在の大学入試センター試験に代わって2020年度に導入する大学入学共通テストについて、問題作成の方向性を公表しました。
知識の習得だけでなく、大学での学びの基礎となる思考力や表現力などを試す内容になるそうです。
国語と数学は記述式を新たに導入し、英語は民間試験も活用して「読む・聞く・書く・話す」の4技能を試す、としています。さらに国語と数学で従来のマークシート式に加え、記述式問題が登場します。

今回公表した問題作成の方向性は、抽出した全国の高校で行った試行調査(プレテスト)の結果を踏まえたもので、11月に再度、会場となる大学で試行調査を行い、問題の狙いや実施方法についての最終的な結論は19年度初めに公表されるそうです。

教科ごとの試験時間は
国語(100分)、地理歴史(1科目選択60分、2科目選択130分)、公民(同)、
数学(1)(70分)、数学(2)(60分)、
理科(1)(60分)、理科(2)(1科目選択60分、2科目選択130分)、
外国語(リーディング80分、リスニング60分)となるそうです。

教科ごとの変更点は以下のようになります。

国語

国語の記述式は小問3問で構成する大問1問を出題するそうです。記述する字数はそれぞれ20~30字程度、40~50字程度、80~120字程度。

「論理(情報と情報の関係性)の吟味・構築」、「情報を編集して文章にまとめること」の能力評価を重視。

テキストの内容や構造を把握し解釈すること、要旨を端的にまとめ分かりやすく記述する
ことが求められます。

数学

数学は数学Iで記述式が出題されるようです。
小問3問とし、問題解決のための方略などを端的な短い文で記述する問題などが出題。

英語

英語の「話す・書く」は新たに導入する民間試験で測るようになるそうです。
「読む・聞く」は従来のままマーク式。

「使える英語」を学ばせるため実際のコミュニケーションを想定した
場面、目的、状況の設定が重視されます。

理科・社会

(物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎、物理、化学、生物、地学)は科学的な探究の過程を重視。
課題の解決に向けて考察・推論すること求められます。

地理歴史、公民(現代社会、倫理、政治・経済)も資料を読み解かせるなどし、
多面的・多角的に考察する問題を出題するそうでです。


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